2003~2020年度の川崎医科大学衛生学の記録 ➡ その後はウェブ版「雲心月性」です。

恭賀新年



新しい年がやってきました。

吉備路は,年末年始の全国的な寒波と同様,寒い年始で,冷たい風が吹き荒れていますが,積雪にも至らず少し風花めいて舞う程度です。

大学の暦や,いろいろな研究助成なども4月からの年度ですので,新年のこの時期には,まだ急ぎ足の三ヶ月を残したままの状況ですが,川崎医科大学衛生学としましては,漸く,人事についても可也充実して万端整った感じになって来ましたし,現在進行中の研究を,一層,一人ひとりが努力して,邁進するのみか,と,思っております。

科学技術振興調整費は,今年中間審査の3年目を迎えます。メンバー個々が,果たしてきちんと採択時の「国民の不安に答えられる成果を出してきているか」ということを再確認しないとならないでしょうね・・・。そして,しっかりと審査に対峙すべく書類その他の準備を怠らないようにしないとならないと考えております。

科学技術振興調整費も含めた教室の研究については,ここ2年ほど溜めて来た成果を,論文の形で表出しなければならない年になってきていると感じいます。皆で,しっかりと書いていきましょう!(当然の話なんだけれど・・・・敢えて書きました)。

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ボックスセットで発売され,ボックスでしか聴けない音源もあるとのことで,10月くらいから学会への道中で本当は真っ先にでも楽しみたいと思っていた,Chick Corea のFive Trios ----漸く,Box Set で届いたので,年末から本当に嬉しく聴いています。予想に反して,スタンダードなトリオ演奏ばかりではなく,ヴォイスをフューチャーしたり(今は昔の Return t Forever にも参加していた Airto Moreiraさんです),エレクトリックベース中心の若い世代とのセッションであったり,と,万華鏡の様に多種多様なサウンドが出てくることで,これはまたとてすばらしい感触です。

そういえば,Keith Jarrett のgary Peacock と jack DeJohnette との「Standards Trio」の晩秋に発売された Live at Montreux でも,このトリオさながらの emotional な展開以外に,ラグタイム風の演奏があったり・・・・・・大学の頃に Keith Jarrett の初期の作品を必死で聴いていた時のバラエティの豊かさをトリオで再度体験させてもらった感じですが・・・して,これも秋の学会への道程では愛聴しましたが・・・Chick Corea のこの Box Trios も,しっかりと長く聴きそうです。

でもなぁ・・・大槻は,大学でそれまでの同級生が Rock バリバリから,いきなり Blues の Band を組むからお前ピアノやれ! って云われて,それならJazzを弾かれている先生に付こうって Jazz を聞き出して・・・その頃から Chick も Keith も聞き込んでいましたが,まだ,バリバリ新作を提供し続けてくれるとは・・・まだ,時間が止まったままの印象でもあります。

かと思えば,最高大好きだった,Weather Report の Joe Zawinul 氏,また,その友達と一緒にやってた Blueas Band の定番だった,Hymn to Freedom の目標だった Oscar Peterson 氏が,昨年は鬼籍に入られました。テナーの Micheal Breker もそうでしたね・・・・時の流れを感じさせてくれる音たちと,また,変わらないことで逆にその時間分だけの気持ちの距離をよみがえらせてくれるアーチストたちと・・・・それぞれのアートに触れながら,受け手である僕は,それなりに心の成熟と,そして,また,新たな変革を形作っていかなければ,ならないのだろうって思います。

文学も然りでしょうね・・・・。



アートと云えば,昨年の夏には,附属高校で講演をした際に,久しぶりに高校の頃に作った曲を披露して,少しだけ,曲作り心を刺激されたのか,年末に久しぶりに曲を作詞作曲しました。

また,冬の間に披露する機会がありそうです。出来れば,ここでも紹介します。

その時は,また,ぜひ,聴いてみてください。


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さて,大槻は年末から風邪の治りが悪くって,こういう処で「寄る年波」を感じてしまいます。喉が痛くなって鼻詰まりがやってきて,そのまま1~2日で収まっていた記憶が,最近は,そこから数日はしっかり掛ってしまいます。気持ちの中ではいつまでも若いつもりで居ても,さて,体の方は時間を刻むごとに年老いていっている訳ですね。

上手く成熟できているのかどうか,分からないままに,また,こうやって新年を迎えました。それでもアートに触れながら,常に変わらぬルーツと改善していくべき衣装を纏いながら,仕事にそして家族との時間を貴重に輝かせたいものです。


皆で頑張って,しっかり仕事をしましょう。

そして,家族や親しき人たちの幸福を祈りつつ・・・・。